特集 避けて通れない心不全診療—総合内科力・循環器力を鍛えよう!
急性心不全
利尿薬:フロセミドで十分な利尿効果が得られない急性心不全では何をしたらよいですか?
河越 美佳
1
,
谷亀 元香
1
,
河原崎 宏雄
1
1帝京大学医学部附属溝口病院腎臓内科
キーワード:
利尿薬抵抗性
,
ループ利尿薬
,
腎うっ血
,
高張食塩水
,
DOSE研究
Keyword:
利尿薬抵抗性
,
ループ利尿薬
,
腎うっ血
,
高張食塩水
,
DOSE研究
pp.2146-2151
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228591
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Point
◎利尿薬抵抗性とは,十分量の利尿薬を投与してもなお求められる利尿効果が得られない状態を指す.
◎十分量の利尿薬,利尿薬の種類,利尿効果の程度,評価タイミングなどには厳密な定義はない.
◎利尿薬抵抗性のときは病態の把握とともに,ループ利尿薬の増量,投与回数増加,効果の異なる利尿薬の併用をまず考える.
◎外来では内服アドヒアランス,食塩摂取量,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服などについても注意する.
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