特集 浮腫と脱水—Q&Aで学ぶジェネラリストのための体液量異常診療
利尿薬の使い方と注意点
利尿薬抵抗性の病態とマネジメント
杉本 俊郎
1
1滋賀医科大学総合内科学講座
キーワード:
利尿薬抵抗性
,
利尿薬ブレーキ現象
,
ループ利尿薬
,
SGLT2阻害薬
Keyword:
利尿薬抵抗性
,
利尿薬ブレーキ現象
,
ループ利尿薬
,
SGLT2阻害薬
pp.1292-1295
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229049
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Point
◎利尿薬ブレーキ現象・post-diuretic sodium reabsorptionは生理的な反応であり,利尿薬抵抗性は臨床的概念である.
◎利尿薬抵抗性は,うっ血の悪化から予後不良につながる.
◎利尿薬抵抗性の克服には,利尿薬の薬物動態・薬物力学の理解が必要である.
◎近年,種々の新規利尿薬が使用可能となったが,うっ血・浮腫改善のためにはループ利尿薬との併用が基本である.
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