特集 ちょっと待って,その痛み大丈夫?—“見逃してはいけない痛み”への安全なアプローチ
痛みの評価と鎮痛薬の使い方
アセトアミノフェン
吉本 昭
1
1大同病院救急科
キーワード:
アセトアミノフェン
,
肝障害
,
N-acetyl-p-benzoquinoneimine
,
NAPQI
Keyword:
アセトアミノフェン
,
肝障害
,
N-acetyl-p-benzoquinoneimine
,
NAPQI
pp.1732-1735
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228496
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Point
◎アセトアミノフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に比べて安全性が高く,頻用される薬剤である.
◎鎮痛作用は決して強いとは言えないが,適正な量を使用することで鎮痛効果を得ることができ,他剤(オピオイドなど)と併用することでその効果を最大限に発揮できる.
◎大量投与では肝障害を引き起こす可能性があり,肝障害を有する患者には投与を避けることが望ましい.
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