特集 ちょっと待って,その痛み大丈夫?—“見逃してはいけない痛み”への安全なアプローチ
痛みの評価と鎮痛薬の使い方
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
木下 真弓
1
1聖隷横浜病院麻酔科
キーワード:
非ステロイド性抗炎症薬
,
NSAIDs
,
NSAIDs不耐症
,
腎障害
,
胃潰瘍
Keyword:
非ステロイド性抗炎症薬
,
NSAIDs
,
NSAIDs不耐症
,
腎障害
,
胃潰瘍
pp.1726-1731
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228495
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Point
◎非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用する前に必ず痛みの部位や種類,原因精査を行う.
◎問診により,胃潰瘍や腎障害などの既往歴,アレルギーやNSAIDsの使用経験および,採血検査による肝腎機能障害や脱水の有無などを確認して使用する.
◎NSAIDsには天井効果があるので,増量しても鎮痛効果が乏しい場合にはオピオイド系鎮痛薬や鎮痛補助薬の投与を考慮する.
◎NSAIDsが現在服用中の内服薬に影響を与えることを見逃さない.
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