特集 クリニカルクエスチョンで学ぶ糖尿病治療薬—糖尿病治療の新しい潮流
カテゴリー別・糖尿病治療薬の特徴
スルホニル尿素薬(SU薬)
松橋 有紀
1
1弘前大学大学院医学研究科内分泌代謝内科学講座
キーワード:
スルホニル尿素薬
,
SU薬
,
ATP感受性K+チャネル
,
血糖非依存性のインスリン分泌
,
重症低血糖
Keyword:
スルホニル尿素薬
,
SU薬
,
ATP感受性K+チャネル
,
血糖非依存性のインスリン分泌
,
重症低血糖
pp.46-49
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227989
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Point
◎SU薬は膵β細胞から血糖非依存的にインスリンを分泌させる薬剤である.
◎インスリン分泌不全が主な病態の,非肥満の2型糖尿病が良い適応である.
◎肥満を背景としたインスリン抵抗性が主な病態の症例に対しては,肥満を助長する可能性があり,良い適応とはいえない.
◎肝機能障害や腎機能障害,高齢者においては特に重症低血糖のリスクがあることから,慎重に投与し,積極的に減量(または他剤への変更)を検討する.
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