特集 クリニカルクエスチョンで学ぶ糖尿病治療薬—糖尿病治療の新しい潮流
カテゴリー別・糖尿病治療薬の特徴
チアゾリジン薬
中村 昭伸
1
1北海道大学大学院医学研究院免疫・代謝内科学教室
キーワード:
ピオグリタゾン
,
インスリン抵抗性
,
nonalcoholic steatohepatitis
,
NASH
Keyword:
ピオグリタゾン
,
インスリン抵抗性
,
nonalcoholic steatohepatitis
,
NASH
pp.42-45
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227988
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Point
◎ピオグリタゾンに代表されるチアゾリジン薬は,インスリン抵抗性を改善させる経口血糖降下薬である.
◎ピオグリタゾン処方で押さえておきたい副作用は,体重増加と体液貯留である.
◎体液貯留による浮腫の出現と心機能の悪化を防ぐため,用量に注意する.
◎ピオグリタゾンは2型糖尿病を合併する非アルコール性脂肪肝炎(NASH)において投与することが推奨されている.
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