特集 糖尿病診療の“Q”—現場の疑問に答えます
治療
【薬物療法(経口血糖降下薬)】
スルホニル尿素薬・グリニド薬の使い方
西村 明洋
1
1虎の門病院内分泌代謝科糖尿病・代謝部門
pp.836-840
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226294
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Point
◎スルホニル尿素(SU)薬およびグリニド薬は近年は極力避けられる傾向にあるが,実臨床ではまだまだ使用頻度の高い薬剤である.
◎2018年の米国/欧州糖尿病学会によるコンセンサスレポートにおいて,SU薬は治療コストが主要な問題となる症例の第2選択薬となった.
◎低血糖リスクの高い症例には特徴がある.その特徴を把握すれば,低血糖リスクをある程度避けることができる.
◎グリニド薬がベストチョイスとなるシチュエーションが実臨床には少なからず存在する.その状況をしっかりと把握し,いざという時には積極的に使用する.
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