特集 外来で出会うアレルギー疾患—Total Allergist入門
押さえておくべきアレルギー疾患の基本
アナフィラキシー
関谷 潔史
1
1国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科
キーワード:
アレルゲン
,
アナフィラキシーショック
,
Ⅰ型アレルギー
,
アドレナリン筋肉注射
Keyword:
アレルゲン
,
アナフィラキシーショック
,
Ⅰ型アレルギー
,
アドレナリン筋肉注射
pp.193-197
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227414
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Point
◎アナフィラキシーは臨床所見で診断可能であり,迅速に診断を行う.
◎発症初期には,進行の速さや最終的な重症度の予測がきわめて困難である.
◎致死的な反応を呈することも少なくないため,誘発原因にかかわらず,ただちに治療を開始する.
◎発症早期の救命効果があるのは0.1%アドレナリン筋肉注射のみであり,治療の第一選択薬となる.
◎アナフィラキシーを疑う症状があるものの診断に迷う場合は,治療を行いながら経過をみる.
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