増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド
腎・泌尿器
50 常染色体優性多発性囊胞腎(ADPKD)—エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018
林 宏樹
1
1藤田医科大学医学部腎臓内科学
pp.217-220
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226866
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
押さえておきたい必須ポイント!
・『エビデンスに基づく多発性囊胞腎(PKD)診療ガイドライン2017』が腎臓専門医を対象としているのに対し,『エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018』の対象にはかかりつけ医も含まれている.
・常染色体優性多発性囊胞腎(ADPKD)において特に重要と考えられる①脳動脈瘤罹病率の高さ,②唯一の治療薬である疾患修飾薬のトルバプタン,③合併する頻度が高い高血圧についてのclinical question(CQ)から成る.
・ある程度腎機能低下が進行した後期のADPKDに対しても,トルバプタン治療が推奨されている.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.