特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
抗凝固薬の特性を理解する
ヘパリン,エノキサパリン,フォンダパリヌクスの適応と使用法
関 俊樹
1
,
山本 剛
1
1日本医科大学付属病院心臓血管集中治療科
pp.272-275
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226042
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Point
◎ヘパリンの用量は,活性化部分トロンボプラスチン時間が対照値の1.5〜2.5倍に延長するように調節する.
◎エノキサパリン,フォンダパリヌクスは,用量反応性に優れているため凝固モニタリングが必要ない.
◎ヘパリンの副作用として,出血のほかヘパリン起因性血小板減少症がある.
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