特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方
悪性腫瘍の化学療法
膵臓がん
桑原 崇通
1
1愛知県がんセンター中央病院消化器内科部
pp.140-142
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226009
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Point
◎膵がん診療は最初に手術適応があるかを判断することが重要である.
◎腹腔動脈や上腸間膜動脈など,重要血管に対する腫瘍浸潤の場所と程度で治療方針が変わる.
◎化学療法は新規抗がん剤(FOLFIRINOXやナブパクリタキセル)の登場により予後の延長が得られる.
◎家族歴やUGT1A1遺伝子多型を調べることによって化学療法による効果や副作用発現の程度を類推することができる.
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