特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール
消化器系の症候
炎症性腸疾患を疑うとき
丸山 友希
1
,
猿田 雅之
1
1東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科
pp.1378-1382
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225755
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Point
◎潰瘍性大腸炎では,病変部位に関連する機能障害として夜間排便などがあり,日内変動も意識した問診を行う.
◎Crohn病の症状は多様であるが,低栄養を伴う慢性の全身疾患であるという認識をもって診療にあたることが必要である.
◎炎症性腸疾患では多くの症例で腸管外合併症を認めるため,腹部症状だけでなく,その他の症状にも注意が必要である.
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