特集 内科医のためのクリニカル・パール3
救急・総合診療
救急のクリニカル・パール
岩田 充永
1
1藤田保健衛生大学救急総合内科学
pp.1596-1598
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225097
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救急外来での診療におけるストレスの1つに,「短時間で病状が進行し,致命的となるような疾患を見逃してしまわないだろうか」という心配がある.この心配は,筆者が医師となった20年前と,内科救急診療を最前線で支える現在の若手医師とで変わりがない.
医事紛争という視点で内科救急を考えてみると,腸閉塞,くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage:SAH),急性心筋梗塞,急性大動脈解離の誤診が紛争事案の上位であると報告されている1).
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