特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence
各論
日本編 高血圧症の薬物治療
佐藤 倫広
1
,
大久保 孝義
2
1東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室
2帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座
pp.1026-1029
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224962
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Point
◎高血圧の診断・治療の指標として,家庭血圧が有用である.
◎海外のエビデンスは,肥満型で冠動脈疾患が多い疾病構造がベースにあるため,日本人にそのエビデンスが当てはまるかについては慎重に考えるべきである.
◎降圧薬の選択も重要であり,その際に「降圧速度」のような新しい情報も有用である.
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