特集 最新の高血圧診療:「高血圧治療ガイドライン2019」後の展開
高血圧の治療 高血圧薬物療法の進歩
中川 仁
1
,
斎藤 能彦
1奈良県立医科大学 循環器内科
キーワード:
Mineralocorticoid Receptor Antagonists
,
降圧剤
,
高血圧
,
薬剤処方
,
多剤併用療法
,
薬学史
,
診療ガイドライン
,
Sacubitril Valsartan Sodium Hydrate
,
Esaxerenone
Keyword:
Drug Therapy, Combination
,
Hypertension
,
History of Pharmacy
,
Drug Prescriptions
,
Practice Guidelines as Topic
,
Antihypertensive Agents
,
Mineralocorticoid Receptor Antagonists
,
Esaxerenone
,
Sacubitril and Valsartan Sodium Hydrate Drug Combination
pp.483-489
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020230225
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<Headline>1 異なるクラスの降圧薬の併用は、同一薬の倍量投与よりも降圧効果が大きいことがメタ解析で示されている。2 利尿薬・カルシウム拮抗薬・ACE阻害薬/アンジオテンシンII受容体拮抗薬の3剤でコントロールできない治療抵抗性高血圧に対して、4剤目としてはミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬が最も降圧効果が強い。3 肥満・慢性腎臓病・糖尿病の一部の症例はMRが活性化しているとされており、MR拮抗薬による降圧効果が期待できることからMR関連高血圧として提唱されている。
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