特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence
各論
米国編 2型糖尿病の治療
大塚 孝裕
1
1Loma Linda University Medical Center, Endocrinology
1Loma Linda University Medical Center, Endocrinology
pp.1030-1034
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224963
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Point
◎米国の糖尿病外来では,合併症予防と進行阻止を重視した総合的診療が行われている.
◎血糖値のコントロールは,年齢,合併症,糖尿病罹患年数などにより変える必要がある.
◎メトホルミンは2型糖尿病の第一選択薬であり,メトホルミン単独で血糖コントロールができない患者には,2剤,3剤併用療法もしくはインスリンの併用療法を行う.
◎インスリンの強化療法に移行した患者では,メトホルミンとピオグリタゾンを除いて経口薬は中止する.
◎診療に当たってコストは重要な要素で,患者負担を減らした治療が求められる.
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