特集 内分泌疾患を診きわめる
副甲状腺疾患
ホルモン過剰症
悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症
田井 宣之
1
,
岡崎 亮
1
1帝京大学ちば総合医療センター内科(内分泌代謝)
pp.2188-2191
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224513
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ポイント
●悪性腫瘍に伴う高Ca血症(MAH)は,入院患者での高Ca血症の原因で最も頻度が高い.
●MAHの症状は多彩かつ非特異的である.見逃さないためにはルーチンに血清Ca値をチェックすることが望ましい.
●高Ca血症性クリーゼの治療の基本は,脱水に対する補液とビスホスホネート製剤,抗RANKL抗体などの骨吸収抑制薬投与である.
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