特集 内科医がになう骨粗鬆症—診療と生活指導の最新情報
続発性骨粗鬆症
続発性骨粗鬆症を引き起こす内科疾患
井上 大輔
1
1帝京大学ちば総合医療センター第3内科
pp.458-461
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223991
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ポイント
●多くの内科疾患が骨粗鬆症のリスクとなる.
●男性骨粗鬆症では,約半数が続発性の原因疾患を有する.
●慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,男性続発性骨粗鬆症の原因疾患の筆頭である.
●胃切除後骨粗鬆症は,近年,予後が改善した胃癌術後患者に多くみられる.
●炎症性腸疾患(IBD)や原発性胆汁性肝硬変(PBC)では,グルココルチコイド過剰やビタミンD欠乏だけでは説明できない骨粗鬆症の合併がみられる.
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