特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update
肝疾患
慢性C型肝炎
平石 哲也
1
,
奥瀬 千晃
1
1川崎市立多摩病院消化器・肝臓内科
pp.1748-1751
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223712
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ポイント
●C型慢性肝炎は,C型肝炎ウイルス(HCV)の持続感染により肝細胞の破壊と再生を繰り返しながら肝硬変に進展し,最終的には肝細胞癌を発症する.
●感染対策により新規発症は減少傾向にあるが,いまだ肝癌死亡は年間約3万人であり,その約70%はHCV持続感染に起因する.
●2014年より,インターフェロン(IFN)を使用しないdirect acting antivirals(DAAs)治療が導入され,今後もさまざまなレジメンが使用可能となり,高い治療効果が期待されている.
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