今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
C型肝炎診療の実際
C型肝炎の合併症について
奥瀬 千晃
1
,
四柳 宏
2
1聖マリアンナ医科大学消化器肝臓内科
2東京大学医学部感染症内科
pp.914-918
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102739
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ポイント
●C型肝炎は肝臓以外の臓器および組織に多彩な肝外病変を合併する.
●C型肝炎ウイルス(HCV)は肝臓以外の臓器に感染し,増殖することが示唆されている.
●肝外病変の発症にはHCVに対する免疫反応を介した傷害の関与が示唆されている.
●肝外病変の治療においてインターフェロンを基盤とした抗ウイルス療法の有効性が示されている.
●HCV感染患者の診療においては肝外病変の合併を念頭におく必要がある.
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