特集 感染症診療 それ,ホント?
入院編
血管内留置カテーテル関連菌血症の症例で,カテーテルを抜去して抗菌薬を投与しても,菌血症が持続することがあるってホント?
松永 直久
1,2
1帝京大学医学部附属病院感染制御部
2帝京大学医学部内科学講座
pp.952-954
発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223516
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ポイント
●血管内留置カテーテル関連菌血症(CRBSI)の治療はカテーテル抜去を基本に,原因微生物を標的とした抗菌薬投与を行う.
●血管留置カテーテルを抜去しても菌血症が続く場合には,①血管内感染症,②点滴に関する問題の2軸で考える.
●陰性確認の血液培養を1回もしくは2回採るべきかについては意見が分かれる.
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