増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
薬物関連検査
薬物感受性遺伝子検査,薬剤リンパ球刺激試験
薬剤リンパ球刺激試験
山口 正雄
1
1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学
pp.327-328
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223298
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検査の概要
薬剤を原因として何らかの異常反応が生じ,それが免疫を介する反応と推定される場合に行う.リンパ球幼若化検査において,薬剤を添加して培養を行う間に増殖する細胞が取り込む3H-チミジンを測定し,薬剤非添加での測定値と比較する(薬剤リンパ球刺激試験,drug lymphocyte stimulation test:DLST).前者と後者の数値の比が一定の数値を越えていれば,薬剤特異的リンパ球の存在の傍証とする検査である.
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