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短報
Estazolamによる薬剤過敏性肝障害の1例—リンパ球刺激試験による起因薬剤の確認
A Case of Estazolam-induced Allergic Liver Injury: Detection of causative drug by Lymphocyte Stimulation Test
斎藤 英二
1
,
北見 啓之
2
Eiji Saito
1
,
Noriyuki Kitami
2
1順天堂大学医学部精神医学教室
2順天堂大学医学部内科教室
1Dept. of Psychiatry, Juntendo University School of Medicine
2Dept. of Internal Medicine, Juntendo University School of Medicine
pp.427-429
発行日 1979年4月15日
Published Date 1979/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202925
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I.はじめに
向精神薬による薬剤性肝障害は,使用されはじめた初期より多くの報告1〜3)が行なわれているが,薬剤の種類量と肝障害との関係,出現率などについては必ずしも一定の所見は得られていない。今回,向精神薬療法中に発熱,黄疸が出現し,諸検査により薬剤過敏性肝障害と診断された1例について,リンパ球刺激試験(LST)を行ない起因薬剤を確認したので,若干の考察を加えて報告する。
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