特集 今知りたい アレルギー疾患と臨床検査
アレルギー疾患の臨床検査 細胞の反応を用いたアレルギー検査(リンパ球刺激試験と好塩基球刺激試験)
長尾 みづほ
1
1国立病院機構三重病院 臨床研究部
キーワード:
好塩基球脱顆粒試験
,
アレルギー
,
過敏症-即時型
,
過敏症-遅延型
,
過敏症-薬物
,
リンパ球活性化
Keyword:
Basophil Degranulation Test
,
Drug Hypersensitivity
,
Lymphocyte Activation
,
Hypersensitivity, Immediate
,
Hypersensitivity
,
Hypersensitivity, Delayed
pp.1199-1202
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023015810
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Ex vivoで細胞の反応をみるアレルギー検査の代表として,リンパ球刺激試験(LST)と好塩基球活性化試験(BAT)がある.LSTはIV型アレルギーの反応をみる検査の一つである.薬剤アレルギーを疑う場合には薬剤リンパ球刺激試験(DLST)が,消化管アレルギーを疑う場合にはアレルゲン特異的リンパ球刺激試験(ALST)が診断の参考になる.生体に近いIgE依存性の反応をみる検査としてBATがあり,特異的IgE抗体検査が測定できない場合などに有用である.
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