増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
血液生化学検査など
窒素化合物,腎機能検査
尿酸
神保 りか
1,2
,
下澤 達雄
3
1東都文京病院内科
2東都文京病院総合健診センター
3東京大学医学部附属病院検査部
pp.176-178
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223244
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検査の概要
尿酸は,DNAやRNAなどの核酸の構成要素や高エネルギー化合物であるアデノシン三リン酸(ATP)などを合成供給するプリン体代謝経路でプリン体の最終分解産物として生成する.尿酸値測定は急性関節炎の鑑別,尿路結石症の鑑別,プリン体代謝異常や腎機能障害の診断に有用な検査である.測定方法はウリカーゼ・ペルオキシダーゼ法が一般的である.検体の取扱は冷蔵保存で約1週間,凍結保存で長期間安定である.
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