呼吸器疾患診療メモ
ベッドサイド呼吸器病学(1)—問診と生命徴候
宮城 征四郎
1
1沖縄県立中部病院
pp.2298-2299
発行日 1989年10月10日
Published Date 1989/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222918
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めまぐるしく開発が進む超近代的な医療診断機器の導入により,今日ではかつて診断学の基礎として最重要視された臨床医学の原点ともいうべき問診・理学所見診察法が次第に等閑視され,いわゆる検査点数至上主義の医療保険制度の中できわめて低い評価しか受けず,次第にその影を潜めつっある現状は,臨床家にとってまことに憂うべきことである.
一方ではしかし,"プライマリーケア"の重要性が声高に叫ばれ,医学情報誌などが競ってその特集を組むという現実もまた,本邦の医療界の大きな動きとしてけっして無視しえない.
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