増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集
付)検査をめぐる基本知識
182.臨床検査の正常値とその考え方
屋形 稔
1
,
岡田 正彦
1
1新潟大学医学部・検査診断学
pp.2090-2091
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222871
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●正常値の定義
現在,国際的に広く普及している正常値の定義は,「健常と考えられる集団の95%の人々が含まれる検査値の範囲」とされている.データが正規分布するような検査については,その平均値mと標準偏差σからm±1.96σの範囲を求めれば,おおよそこの定義を満たす値が得られる.計算を簡単にするためにm±2σで代用することもあるが,正常範囲は若干広めとなる.
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