臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
XIII.細胞診
182.消化器系の細胞診
信田 重光
1
Shigemitsu Shida
1
1獨協医科大学・外科
pp.2546-2547
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219503
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現在,食道,胃,十二指腸,および大腸の細胞診は,fiberscopeを用いた直視下細胞診が主に行われている.その採取法を表1に示す.食道,胃,大腸の細胞採取法はだいたいにおいて表1の方法に準じているが,十二指腸の細胞診では,胆汁,膵液などの中に浮遊している細胞を採取するため,上述の諸臓器とは異なった方法をとっている(表2).さらに超音波機器の進歩により,特に肝・胆・膵腫瘍,および腹腔内腫瘍には,超音波誘導下穿刺法による細胞診を行っている.
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