増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集
血液化学検査
133.コリンエステラーゼ
松田 信義
1
1川崎医科大学・検査診断学
pp.1953-1955
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222822
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生体内にはアセチルコリンを加水分解する2種類の酵素が知られている.その1つはtruecholinesterase(EC 3.1.1.7,AChE)と呼ばれ,神経線維,神経筋接合部,赤血球膜および胎盤などに多く分布している.他の酵素はpseudocholinesterase(EC 3.1.1.8,PChE,ChE)と名づけられ,この酵素は血清中に多く含まれている.通常,臨床検査で測定されるのは後者のChEである.
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