今月の主題 膵・胆道疾患の臨床
膵疾患診療のポイント・アドバイス
粘液産生膵腫瘍
高木 國夫
1
1癌研究会附属病院・外科
pp.1326-1328
発行日 1989年8月10日
Published Date 1989/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222613
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近年,膵の検査法が進歩し,とくに1969年ERCPが臨床に導入されて膵内膵管系の診断が可能になり,さらにUS,CTによる診断も加わり,膵癌とともに膵内の良性病変の診断も容易になってきている.
とくに膵癌の早期診断が検討され,膵癌を腫瘤として,出来るかぎり小さい時期に発見することが強調されたが,直径2cm以下の小膵癌が報告されても,予後が必ずしも良好でないことが判明し,直径1cm以下の微小膵癌が検討されてきている.
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