今月の主題 腎疾患診療の実際
治療
パルス療法の適応—いつ,いかなる時に行うか
篠田 晤
1
1金沢医科大学・腎臓内科
pp.2624-2625
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222190
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1969年,Kountzら1)が移植腎の拒絶反応の治療に副腎皮質ホルモンの大量投与を試み,その後メチルプレドニソロン(ソルメドロール®)1,000mg点滴を1日1回,3日間施行するパルス療法は臓器移植の分野で広く用いられている.また本療法の顕著な免疫抑制効果に注目し,各種の腎疾患に本療法が試みられるようになったが,適応や実施法についての基準はまだ確立されていない.
本文ではパルス療法の腎疾患における適応の現状について述べる(表1).
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