増刊号 診断基準とその使い方
X.神経・筋
33.周期性四肢麻痺
栗原 照幸
1
1東邦大学医学部・第4内科
pp.2272-2273
発行日 1988年9月30日
Published Date 1988/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222091
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■疾患概念と疫学
本疾患は発作性に繰り返して四肢の脱力が起こり,多くは完全に可逆性で,筋肉の脱力は脱分極性ブロックによって起こる.本邦では家族性に起こるものは6%と少なく,甲状腺機能亢進症に伴って男性に起こる場合が41〜56%と多い.発作時の血清K値により低K血性周期性四肢麻痺と高K血性周期性四肢麻痺がある.
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