診断のポイント
周期性四肢麻痺
荒木 淑郎
1
1九大脳研・神経内科
pp.1067-1069
発行日 1970年6月10日
Published Date 1970/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203234
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周期性四肢麻痺(periodic paralysis:以下p.p.と略す)とは,四肢および躯幹筋群の弛緩性麻痺が,周期的に現われることを特徴とした1つの症候群である.麻痺発生の機序は不明であるが,現在,筋細胞膜の機能異常説が有力である.本症は,家族性に,あるいは散発性にみられるが,後者では甲状腺機能亢進症やアルドステロン症と合併する場合が知られている.
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