今月の主題 虚血性心疾患の最前線
トピックス
PTCA後の病理組織像
森本 紳一郎
1
,
平光 伸也
1
,
水野 康
1
1藤田学園保健衛生大学医学部・内科
pp.2407-2410
発行日 1987年10月10日
Published Date 1987/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221368
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近年,経皮的冠状動脈拡大術(PTCA)が考案され1),一部の虚血性心疾患患者にとっては福音がもたらされたといっても過言ではなく,本法施行例は内外において増加の一途をたどっている.本法の利点は大きいが,その反面,合併症など不測の事態を生じることも少なくない.また,本法施行数カ月後に再狭窄をきたす例が約30%にみられる2)など問題点も多い.そこで本稿では,PTCAによる口径の拡大と再狭窄の機序3)を中心に,その病理組織像について簡単に述べる.
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