増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方
Ⅰ 感染症治療薬
下気道感染症
12.ニューモシスチス・カリニ肺炎の薬物治療
武田 博明
1
,
小林 宏行
1
1杏林大学医学部・第1内科
pp.1774-1775
発行日 1987年9月30日
Published Date 1987/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221132
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1909年Chagasにより発見され,1912年Delanöeらにより命名されたPneumocystis cariniiは,ときとしてヒト肺炎の病原体となりうることが知られてきた.
一方,第2次世界大戦後半ヨーロッパで,とくに未熟児や低栄養小児に肺胞間質の形質細胞浸潤を主所見とした肺炎の発生がみられた.
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