今月の主題 肝・胆・膵疾患の画像診断
疾患別による画像診断アプローチ
肝癌の画像診断とInterventional Radiology
塩山 靖和
1
,
山田 龍作
1
1和歌山県立医科大学・放射線科
pp.1228-1233
発行日 1987年7月10日
Published Date 1987/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221016
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Interventional Radiologyは,医学の新しい一分野であり,"画像診断学的検査法を利用して,病変部に近づき,解剖学的あるいは機能的な病態を治療すること,および病理学的診断を得るために,組織または液体を摂取すること"と定義されている.肝癌に対しては,表に示すようにさまざまな手法が行われている.わが国ではとくにTAEが盛んであり,外科的治療と遜色ない良好な成績を収めている1)
本稿では,これらInterventional Radiologyの手法によって生じる,肝癌の画像診断上の変化について述べることとする.TAEなど各手法の理論,手技,成績の詳細については成書に譲る.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.