今月の主題 循環器疾患の画像診断
各論
腫瘍と血栓
中村 憲司
1
,
上塚 芳郎
1
,
藤江 幸子
1
,
干祖 煕
,
酒井 吉郎
,
加藤 辰也
,
田中 直秀
,
広沢 弘七郎
,
小柳 仁
1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所・循環器内科
pp.1070-1079
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220993
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腫瘍,血栓
心臓腫瘍にはprimaryとsecondaryがあり,転移性のsecondaryのものがずっと多く,その頻度は前者に比べて13〜40倍と言われている.すべての腫瘍は,心腔,心筋および心外膜を侵してくるか,space-occupying lesionの形をとってくるものがきわめて多い.
超音波検査法の導入によって,生前もしくは術前診断の向上した疾患の一つとして,心臓腫瘍と心臓内の血栓が言われている.
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