今月の主題 循環器疾患の画像診断
各論
人工弁
木佐貫 彰
1
,
鄭 忠和
1
1鹿児島大学医学部第1内科
pp.1080-1086
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220994
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人工弁置換術が初めて臨床に応用されて以来約20年が経過し,人工弁置換症例は年々増える一方である.現在使用されている人工弁には多数の種類があり,人工弁機能の評価にあたっては,これらの弁の特性をよく理解しておく必要がある.現在までに使用されている人工弁は主として次の4種類に大別される.第1はStarr Edwards弁に代表されるball cage valve(球型弁),第2にdiscが平行に移動するdisc cage valve(円板型弁),第3にBjork Shiley弁,St Jude Medical(SJM)弁に代表されるtilting disc valve(傾斜円板型弁),第4にブタ異種弁に代表されるbioprosthetic valve(生体代用弁)である1).
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