今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー
アレルギー性肺疾患の診断
誘発試験
梅枝 愛郎
1
,
中沢 次夫
1
1群馬大学医学部・第1内科
pp.1164-1165
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220440
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アレルギー性肺疾患とその起因アレルゲンの診断は,詳細な病歴聴取や諸検査で概ね可能であるが,確定診断や,近年注目されている遅発型気管支反応,さらに過敏性肺炎とその病因アレルゲン(とくに新しい場合)の診断などには,アレルゲン吸入誘発試験が不可欠である.ここでは,牧野らの吸入試験の標準法に1),筆者らの経験に基づいた施行上の注意や若干の修正を加え2,3),その施行方法について概説する.
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