今月の主題 呼吸機能検査
技術解説
気道過敏性誘発試験
大塚 智博
1
,
牧野 荘平
1
Tomohiro OHTSUKA
1
,
Sohei MAKINO
1
1獨協医科大学アレルギー内科学教室
キーワード:
標準法
,
アセチルコリン吸入試験
,
アストグラフ法
,
抗原吸入誘発試験
,
アスピリン吸入試験
,
運動誘発試験
Keyword:
標準法
,
アセチルコリン吸入試験
,
アストグラフ法
,
抗原吸入誘発試験
,
アスピリン吸入試験
,
運動誘発試験
pp.273-280
発行日 1990年3月15日
Published Date 1990/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900069
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気管支喘息は気道過敏性を病態生理学的特徴とする疾患であり,気道過敏性誘発試験は喘息の診断と重症度を客観的,定量的に解析しうる重要な検査の1つである.本稿では,非特異的気道過敏性誘発試験として気道過敏性を一秒量で評価する標準法とオッシレーション法による呼吸抵抗で評価するアストグラフ法,そして特異的気道過敏性誘発試験として抗原吸入誘発試験,アスピリン吸入試験,運動誘発試験について,試験施行の意義と具体的な試験方法および解析法につき概説する.
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