今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー
アレルギー性肺疾患の診断
IgE(総IgEと特異的IgE)
今井 弘行
1
1三菱京都病院・呼吸器科
pp.1162-1163
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220439
- 有料閲覧
- 文献概要
免疫グロブリンE(IgE)を測定することによって,I型アレルギー疾患を診断し,経過を追跡することは,今では当然のこととして臨床に用いられている.しかし,血清IgEが測定可能になっても,I型アレルギーの診断を確実に下すことは容易ではない.病歴や所見を詳細に検討した上に,IgE測定で得たデータを追加してこそ,診断精度が高まる.
得られたデータを正しく評価するための問題点は,下記の2点に集約できる.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.