臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
C その他の領域のエコー法
67.頸部疾患
河西 信勝
1
,
井上 哲生
1
1癌研究会付属病院・頭頸科
pp.2448-2452
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220103
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検査の手順とポイント
①装置現在用いられている装置としては,手動式接触走査装置,水浸法自動走査装置およびreal-time装置が用いられているが,近年real-time装置が広く普及し,その性能も向上し,よく用いられるようになってきている.頸部の場合には,その形状が複雑に変化する場合があるため,その実施部位によっては水浸法の方が望ましいときもある.
②体位正中頸部の場合は,肩の下に枕を入れて頸部を伸展して行うが,側頸部では躯幹を斜位にして,頭部に薄い枕を入れて行うことが多く,顎下部,耳下部では腫瘍の部位に応じて走査させやすい体位をとらせる必要性がある.
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