臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
C その他の領域のエコー法
68.乳房疾患—癌
植野 映
1
1筑波大学臨床医学系・代謝内分泌外科
pp.2454-2457
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220104
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検査の手順とポイント
①装置水浸機械走査方式,メカニカルセクタ走査方式およびリニア電子走査方式がある.前一者は画像が鮮明であり,細部の観察に優れているのに対して,後者は鮮明度がやや劣るものの,実時間表示(real-time)のため,辺縁や周囲との関係の観察1),石灰化の描出あるいは,所属リンパ節の把握に適している.
②走査断面とラベリング水浸機械走査方式では水平断で0.25〜0.5cmの間隔で走査する.表示は乳頭よりXcmの水平断と記す.real-time装置では,腫瘤の最も特徴的な断面と乳頭を中心とした時間軸表示のものとを撮影する.
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