臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
B 腹部エコー法
43.腹部外傷
跡見 裕
1
,
森岡 恭彦
1
1東京大学医学部・第1外科
pp.2334-2337
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220079
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
検査の手順とポイント
超音波検査の意義
超音波検査は非侵襲性で,しかも即時に画像が得られることや,bed sideの検査が可能なことから,救急時にはfirst choiceの画像診断法となる1,2).いまや本法は腹部の触診と同等に位置づけられ,必須の診断武器とも言えよう.腹部外傷における超音波検査の意義は表に示すごとくであり,ことに腹腔内出血の診断には威力を発揮する.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.