ブライマリー・ケアの実際
腹部外傷
眞栄城 優夫
1
1沖縄県立中部病院外科
pp.1315-1318
発行日 1977年9月10日
Published Date 1977/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207374
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
腹部外傷の初診,初療で大切なことは,腹部内臓損傷の有無,どの臓器損傷なのか,他の器官や部位の損傷の有無などの判定とともに,手術が必要かどうか,そのタイミングについて判断して,手術を念頭におきながら初療にあたっていくことである.むやみに鎮静剤や鎮痛剤を使用して手術時期を遅らせたり,効果のない止血剤の投与をしたりしない注意が肝要である.以下,これらの点について述べていきたい.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.