当直医のための救急手技・外科・2
腹部外傷
若山 達郎
1
,
登 政和
1
1旭中央病院・外科
pp.372-373
発行日 1985年2月10日
Published Date 1985/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219643
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腹部外傷は,刃物,銃,杭などの鋭的外力による開放性損傷と,打撲,墜落などの鈍的外力による非開放性損傷に大別される.ショック対策などの初期治療と平行して,腹腔内臓器損傷の診断が,治療にとって重要な鍵となる.直ちに開腹術を要するか否か,経過観察の場合,いかなる症状,所見が出現したら開腹に踏みきるかを考慮しながら,診療にあたらなければならない.
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