今月の主題 生体防御と感染症
機械的防御の働き—皮膚と粘膜
川名 林治
1
,
山高 毅久
1
1岩手医科大学医学部・細菌学
pp.1928-1929
発行日 1985年11月10日
Published Date 1985/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219996
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感染症の成立のためには,①病原微生物,②感染経路と侵入門戸,および③感受性のある個体(宿主)の3大要因が知られている.感染症は主として,宿主・寄生体関係(host-parasite relationships)に基づいて成立し,疾患の経過は,さらに宿主の反応や免疫その他の複雑な関連によって左右される.
ここでは,感染成立における機械的防御の働き―とくに皮膚と粘膜の防御機構を中心に概述してゆきたい.
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