今月の主題 感染症と免疫
特異的防御機構
粘膜の防御機構
川名 林治
1
,
宮杜 牧人
1
Rinji KAWANA
1
,
Makito MIYAMORI
1
1岩手医科大学・細菌学
pp.242-243
発行日 1982年2月10日
Published Date 1982/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217627
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感染と発症
感染症の成立のためには,①病原微生物,②感染経路と侵入門戸,さらに③感受性のある個体,が3大要因として知られている.
病原微生物は,黄色ブドウ球菌,赤痢菌,梅毒トレポネーマ,インフルエンザウイルスなど,強毒のものとして従来から知られているもののほか,最近は,表皮ブドウ球菌,緑膿菌,セラチア・マルセッセンスやカンジダ・アルビカンスなど,日和見感染菌として注目される弱毒菌があり,多種である.
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