今月の主題 腎疾患—最近の展開とトピックス
全身性疾患と腎:発生病理と臨床
痛風
原 茂子
1
,
三村 信英
2
1虎の門病院・腎センター
2虎の門病院分院
pp.1762-1763
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219960
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痛風は,尿酸代謝異常に基づいて,腎障害,動脈硬化症,高脂血症などの合併症をみる全身性代謝性疾患として確立されつつある.
痛風腎による尿毒症死は,40%を占めている1).近年,高尿酸血症に対する治療法の発達により,早期より適切な治療の継続にて,腎不全への進展が予防可能となっている.本稿では,痛風腎の病態,臨床像および治療に関して述べる.
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