臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅻ.細菌検査
177.血液培養
勝 正孝
1,2
Masataka Katsu
1,2
1慶応義塾大学医学部・内科
2国立霞ヶ浦病院
pp.2530-2531
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219498
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異常値を示す疾患
血液中からは健常者はもちろん,特定の疾患以外では病原微生物は検出されない.したがって,血液培養により病原微生物を確実に検出すれば,その臨床価値はきわめて大きく,診断決定に直結する場合が多い.
診断決定に直結しうる疾患としては,敗血症,感染性心内膜炎,腸チフス,サルモネラ症,ブルセラ症,レプトスピラ症,全身性真菌症,(粟粒結核),などがあげられる.
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